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桐蔭オンライン講座「経験から学び、人を育てる-経験から学ぶ力と育て上手の指導法」受講レポート


トラ子です。

ある日の「日経ビジネスオンライン」にこんなことが載っていました。「ある人材育成機関の最近の調査によると、マネジャーの悩みや関心事の第一位が「人を育てること」だったそうです。多くの人がこの「人の育成」に悩んでいるのは間違いなさそうです。「人を育てる」って、難しいですよね。我が子、同僚、生徒をどうやって育てたらいいのでしょう。


そのヒントを知りたくて、この対談を聞いてみました。講師は北海道大学大学院経済学研究院・教授 松尾睦先生。先生によると、「まわりに経験によって成長する人と成長しない人がいるが、それは経験から学ぶ力に差がある。」とのこと。また、先生は「ジョブ・クラフティング」という言葉を紹介してくださいました。「従業員が仕事を主体的にとらえ直すことでやりがいを持てるように導くための手法」で、従業員に主体性を持たせるため、人材育成のひとつとして取り組む企業も増えているようです。


松尾先生によると「人材育成」とは自分が育つこと。「他人の育成を手がけないかぎり、自分の能力を向上させることはできない」とドラッカーも言っているそうです。


次は松尾先生からのアドバイスです。

1.指導の際、経験学習サイクルを回せるように支援する。

経験学習サイクル:「挑戦し、振り返り、楽しみながら」仕事をし、経験から多くのことを学ぶこと

2.失敗だけでなく成功を振り返らせる。

3.ほめるだけでなく「なぜ上手くいったのか」を質問する。


失敗成功にかかわらず、まずは「お疲れ様」と労をねぎらう言葉をかけたり、普段の仕事で成長したと感じた部分を見つけたら「ここよくなったね。」と、すぐ伝えたり、そんなことも大切ですね。

あなたも「明日への一歩」を踏み出しませんか。きっと、あなた自身も変わるかも!

もっと知りたい方は松尾先生の著書をお読みになってみては。

『経験からの学習:プロフェッショナルへの成長プロセス』(同文舘出版)

『職場が生きる、人が育つ「経験学習」入門』 (ダイヤモンド社)


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