ABOUT
社会の情報化・グローバル化、AIなどの技術革新、 人生100年、少子高齢化・人口減少などが叫ばれ、 数多くの問題解決を迫られる社会へと変化してきています。 昨今の学校教育改革は、この急激な社会の変化に対応して、 これからの日本を担う子どもたちの育成に向けて進められています 。
桐蔭学園は、児童・生徒・学生を育てる学校教育のみならず、 このような社会の変化、 問題解決に携わるさまざまな人びとを支援する教育機関でもありたいと考え、2018年4月に「トランジションセンター」 を設立いたしました。学園のステークホルダー(児童・生徒・ 学生ら、卒業生、保護者、教職員など)はもちろんのこと、 学校教育関係者、近隣地域の大人や高齢者をも対象に、 彼らの仕事や暮らし、人生の支援をおこなってまいります。
今回のご案内は、学校教育関係者を対象とするものです。 幼稚園から大学まで全学校種において、「AL型授業・探究・ キャリア教育」を推進している桐蔭学園が、学校と仕事・ 社会をつなぐ「トランジション」をテーマとした、 参加者全員が学び合うワークショップ型研修(オンライン)を提供します。 皆さまのご参加をお待ち申し上げます。
桐蔭学園 理事長
トランジションセンター所長
溝上 慎一
参加できなかった講師の講演(録画)も視聴可能
二部については、参加できなかった他の講演録画を参加者限定で視聴いただけます(期間限定)。リフレクションとしても活用でき、学びの定着につながります。
全国のよりすぐりの講師陣
ファシリテーターを務めていただく方々は全員が現役の教員で、大学・学校現場のみならず、様々な地域で活躍している魅力的な講師陣です。教育の現状に合わせた実践的、かつ先進的な教育プログラムを受講していただけます。
情報交換のための交流会(オンライン)を実施
全国で教育改革を実践する仲間との交流を図ることで、孤立しない教員ネットワークの形成を図ります。講師のみならず、参加者同士の活発な発言や、相互の教育情報の共有などを図ります。
OUTLINE OF THE EVENT
TIME TABLE
事前準備物
【第二部】講演・ワークショップに参加される方は事前準備が必要な講座があります
講座名:学び合う場(参加型授業)のつくり方-深い学びにつながるプログラムデザイン-
講 師:中野 民夫
➡事前準備物:A4用紙1枚、太めのマーカー(色は黒など見えやすいもの)
講座名:明日からできる!!反転授業 YouTube とscrapbox を利用して
講 師:宮田 隆徳
➡事前準備物:Googleアカウントを事前に取得してくださるようお願いいたします
ワークショップ中に、Googleアカウントを利用したワークがございます
LECTURER PROFILES
基調講演
田村 学[たむら まなぶ]
國學院大學 人間開発学部初等教育学科 教授
新潟県教諭、文部科学省初等中等教育局教科調査官、視学官などを経て現職。現在、文部科学省視学委員、カリキュラム・マネジメントアドバイザー、日本生活科・総合的学習教育学会副会長など。
著書に『深い学び』(東洋館出版)、『深い学びを実現するカリキュラム・マネジメント』(文溪堂)、『問い、対話、振り返りなどによる中学校の授業改革』(小学館)など。
溝上 慎一[みぞかみ しんいち]
桐蔭学園 理事長 桐蔭横浜大学学長 教授
2003年京都大学高等教育研究開発推進センター助教授(准教授)。2014年同教授を経て、2018年9月に桐蔭学園へ着任。2019年4月より理事長就任、2020年4月より現職。京都大学博士(教育学)。
日本青年心理学会理事、大学教育学会理事、“Journal of Adolescence”Editorial Board委員、学校法人河合塾教育研究開発本部研究顧問、日本青年心理学会学会賞受賞。
【詳細】
講 師
中野 民夫[なかの たみお]
東京工業大学 リーダーシップ教育院 副教育院長 リベラルアーツ研究教育院 教授
1957年東京生まれ。東京大学文学部卒。1982年博報堂入社。1989年に休職・留学し、サンフランシスコのCIIS(カリフォルニア統合学研究所)で組織変革学の修士課程で学び、ワークショップやファシリテーションに出会う。帰国後、博報堂勤務の傍ら、ワークショップ企画プロデューサーとして、人と人・自然・自分自身・社会をつなぎ直すワークショップや、ファシリテーション講座を実践。2012年に早期退職して同志社大学の教授を経て、2015年秋から現職。
著書に『ワークショップ』『ファシリテーション革命』『学び合う場のつくり方』(共に岩波書店)、『みんなの楽しい修行』(春秋社)、共著に『えんたくん革命』(みくに出版)、『ファシリテーションで大学が変わる』(ナカニシヤ)、『対話する力』(日系出版社)、『自分という自然に出会う』(講談社)、など多数
【詳細】
田村 知子[たむら ともこ]
大阪教育大学 連合教職実践研究科 教授
九州大学大学院人間環境学府博士課程単位取得退学。博士(教育学)。中村学園大学准教授・岐阜大学教職大学院准教授等を経て2018年4月より現職。専門はカリキュラムマネジメント、教員研修、学校経営。日本カリキュラム学会(理事)、日本教育経営学会、日本教育工学会などに所属。中央教育審議会専門委員、全国的な学力調査に関する専門家会議委員、教育研究開発企画評価会議協力者などを歴任。
単著に『カリキュラムマネジメント−学力向上へのアクションプラン』(日本標準)、共著に『カリキュラムマネジメントが学校を変える』(学事出版)、編著に『カリキュラムマネジメント・ハンドブック』(ぎょうせい,最新刊)『実践・カリキュラムマネジメント』(ぎょうせい)など。
写真:平野 愛
稲垣 忠[いながき ただし]
東北学院大学 文学部 教授 学長特別補佐
関西大学大学院総合情報学研究科修了。2003年より東北学院大学教養学部専任講師、2018年より同文学部教授。2020年より学長特別補佐。
著書に『稲垣忠編(2020)探究する学びをデザインする!情報活用型プロジェクト学習ガイドブック』(明治図書)・稲垣忠編訳・A. コリンズ&R.ハルバーソン著(2020)『デジタル社会の学びのかたちVer.2 教育とテクノロジの新しい関係』(北大路書房)・稲垣忠編(2019) 『教育の方法と技術〜主体的・対話的で深い学びをつくるインストラクショナルデザイン』(北大路書房)など。
【詳細】
宮田 隆徳[みやた たかのり]
名城大学附属高等学校 教諭
2008年愛知県立千種高等学校教諭、2013年愛知県立一宮高等学校(定時制課程)教諭、2015年4月より現職。校内組織のアクティブラーニング研究会の副委員長として授業デザインの研究をするとともに、4年前から反転授業の実践・研究をしている。